秋になったのでこんにゃく作りをはじめました。
江藤農園のこんにゃくは芋と水が1:1なので丈夫な(?)こんにゃくとなってます。
旅館で「煮もの」や「牛とこんにゃくのしぐれ煮」になります。
スーパーで販売されているこんにゃくはひじきで黒いぶつぶつを表現しますが、江藤農園のこんにゃくは芋の皮でぶつぶつができます。
久しぶりなので、いつもの半分の量で作り始めました。
いつものようにミキサーですりつぶして、灰汁を混ぜる段階になって、冷蔵庫に貼ってあったはずの秘密のレシピを見ようと振り返ったら、紙がなくなってました・・・。
お義母さん・・・。
ここで間違うと固まらない・・・。味が変わってしまう・・・。
水が3だっけ?灰汁が3だっけ?そもそも3だっけ?
またアメフラシのようなこんにゃくが出来たら困るので、思い出したいのですが、忘れないように紙に書いて張ってたので安心して忘れました。
仕方ないので、適当に配合して混ぜたらいい感じにできました。
加工の免許を取った時の悪戦苦闘はなんだったんでしょう・・・。あんなに失敗したのに、今では目をつぶっても作れそうです♬
みなさん機会があったら食べてみてくださいね。昨日は樹さんに配達しましたよ。
江藤農園は玉ねぎ植えの真っ最中。
「肥料をまく→マルチを張る→穴をあける→玉ねぎの苗を植える」っていう工程を何度もくり返して2万本ちかく植えていきます。
今年は玉ねぎの苗が高く100本で700円ぐらいで販売されていますが、江藤農園は種から栽培しているので、いくら苗が高騰していても植え放題!
1~2日おきにシニアチームが今日は2000本とか3000本とか苗をひいてくるので、ヤングレディ(?)チームがどんどん植えていきます。
どうして本数がわかるのかというと、お義母さんたちが100本ずつ束ねてくれるからですが、連日これだけの苗を植えていると、持った時に100本より多い気がする・・・ってのがわかってきます。
数日前からそんな束が多いので、植えながら数えてみたら130本越えばかりです。苗が悪い時用に5本ぐらい多いならわかりますが、ちょっと多すぎです。
原因はお義父さんのようで、適当に数えて束にするもんだから、ひいても引いても数が増えないって本人はブーブー。
だんだん何のために数えているのかわからなくなってきます。
本当は、残りのマルチはどれぐらい張ったらいいとか、これくらい植えたら売り上げはこのくらいっていう予測を立てるのに使えるはずなんですが、なかなかできません。
田舎の大先輩方は数えるのが大好きなので、やめることもなかなかできません。
よって、
えーぃ、どんとこい!ってなってしまいます。農家は小さいことを気にしていたらやってられません。
いつもはハウスの中で作るもみ殻燻炭を、今年は田んぼで作ってみました。
江藤農園の作り方はおおざっぱで、もみ殻の山の中心に藁の束を入れて、頂点にティッシュを挟んだ状態の小山をたくさん作って、ちょうど夕方に出来上がる時間に着火します!
時々失敗して全部灰になりますが、最近は随分と上手になりました。
今年はいいお天気が続いたので、上手に火がつきました。燻炭を作る過程は独特の匂いがするので、近所で洗濯物は干してないか気になるところですが、今年は、一面田んぼのところで作ったので、一気に火をつけちゃいました。
今の時期、農家のみなさんはほとんど作っているので、この匂いがしだすと、「あ~稲刈りが終わったんだなぁ」って思います。
もみ殻燻炭を入れると、土がふかふかになったり、微生物がふえたり、土を中性にしてくれたりといいことずくめです。
なんだか、地球にお灸をしているみたいだなぁっておもって、ほのぼのしていたら、ちょうど通りかったおじいちゃんに「なんの儀式をしているんかい?」って。
どうりで、農道を行く車がチラチラ見るなぁって思ってたんですよ。
怪しい人に思われてました。来年もおいしいお米ができるといいなぁ。
となりの谷のおばぁちゃんが拾った銀杏が、いつも江藤農園の前を散歩しているおじいちゃんにつれられて、40㎏やってきました・・・。
「売っちょくれ♡」って。今まで銀杏は売ったことないから、相場が全く分からないのでここ数日試行錯誤しながら、とりあえず袋に入れて直売所で販売してみましたが、なかなか売れません。
板場さんに声をかけても、「むいてありますか?」「むいてありますか?」「むいてありますか?」って。
仕方ないので、夜の内職として、パチンパチンと剥いていたら、さなちゃんもやってきて「手伝うから100円ちょうだい」って。
2人で「コホン、コホン、苦労をかけてすまないねぇ・・・」って小芝居をしながらむいていたら、あっという間にできるんだけど、ぎんなんむき機の力の入れ具合が小学3年生には難しいようで、ぐちゃぐちゃになったのも大量にできてくる・・・。
お願いだから、もう寝てくれないかな・・・。
お父さんのつまみだけが大量にできているよ・・・。
ゆずの収穫の時期になりました。
湯布院にはたくさんゆずの木があるので、みんな昔から今の時期には「柚子練り」をつくります。
江藤農園はたくさんあるので、きれいなものは旅館や直売所で販売して、残りの傷が多いもので柚子練りや柚餅子(ゆべし)を作ります。
材料は、ゆず、砂糖だけなのですが、完成形が家によって全く違います。
柚子の切り方、袋を入れるか否か、砂糖の入れるタイミング、ゆず酢を入れるか否か、煮る時間で本当にさまざまな柚子練りが完成します。
江藤農園はピーラーで皮をむいたあと、袋を出して、ゆず酢を絞った後に、ぜーんぶ細かく切って砂糖と一緒に煮ます。
だいたい同量の砂糖で煮るといいと言われていますが、一度に7キロとか煮るので、砂糖を7キロも入れる勇気が出ずに、いつもちょっと甘みが足りない柚子練りができます。
それを冷凍して1年を通じて食べます。
ジャムや角煮で食べきれなかったら、次の年の柚餅子の中にくるみと一緒にどんと入れます。ゆずねりも柚餅子も作ったら「おすすめの食べ方」にアップしますね。
来年の春がぱーっと明るくなるように菜の花畑を作っています。
種をまくにはちょっと時期的には遅いのですが、なんとかなるかな~って思って。
「棚田」と「わんわん牧場」の2か所に撒きました。
じーちゃんには、菜の花なんか蒔いたってなんになるか!って怒られましたが、
菜の花畑の中でピクニックしたら楽しそうじゃない?小学校のお迎え遠足の場所にも楽しそうじゃない?(*^▽^*)満開になった時のことを考えるだけで、毎日が楽しくなりそうです。
じーちゃんには乙女心はわからないだろうから、昔やってた緑肥ですよって小言は右から左にするする~。
棚田の菜の花畑は、隣の団地にこどもが沢山引っ越してきて小学校が廃校になりませんように。
わんわん牧場のところは、稲刈り体験の時に駐車場を貸してくれたお礼に。
農業しながらみんなで楽しく暮らしたいな♬
江藤農園のサラダは毎朝収穫します。
旅館の注文分とその日作る分を採ってきて作業場で袋詰め。
今の時期のサラダセットは、
サラダ菜の緑、サラダ菜の赤、水菜、ルッコラ、辛子水菜、ベビーキャロット(間引きにんじん)、ラデッシュ、サラダ壬生菜などなどが入ってます。日によって変わります。
ちぎって、切って、ドレッシングをかければ、ちょうど1家族分。
大きい葉っぱはサラダ巻きにしたりと、食材が無駄にならないと大好評中。
水にさらしてタッパーに入れておけば結構もちます。
今日も元気に、フードウェイ大分駅南店、マックスバリュ別府店、上原店、湯布院店で販売中。
でも江藤農園では、
直売の売れ残りのサラダセットを夕飯に毎回出していたら、さなちゃんが毎日毎日サラダばかり食べられない(><)って。
直売所の売れ残りのほうれん草でお浸しを毎回出していたら、雄三さんが毎日毎日お浸しばかり食べられない(><)って。
SDGsだよ。うちは野菜農家だよ。大好評でも読みを誤ると売れ残っちゃうんだよ。