湯布院の働き者農家ランキングは
一に、「かんちゃん」
二に、「とらちゃん」
三、四がなくて五に「めぐちゃん」 と言われています。(お義父さん談)
半世紀前のランキングですがいまだに越えるものは出てきません。
湯布院村一番の働き者の「かんちゃん」はいつもカブにのって、みんなの田んぼの水まで見てくれるいいじいちゃんでした。用水路のポンプは朝6時に動くようにタイマーがついているのに、毎日見にいってくれて、田んぼにはひえ一本ありませんでした。江藤農園の畑をみて、「ここの畑はとうもろこしが、ばされできるんじゃが~」って、よく言ってました。
「とらちゃん」はちょっと離れたところに住んでいたので、直接会うことがないままでした。
五の「めぐちゃん」は満月の夜中にひえ取りをしていたという伝説が残るなかなかすごいじいちゃんです。農家で私と一番仲良しだった奥さんもすごくて骨折を自力で治療したという伝説を持っていました。
わたしはというと、
「わたしと草ちゃんの歩いたあとは草も生えない」って言われたことがあります・・・。(雄三さん談)
「佐賀んもんが通った後には草も生えない」の県名を雄三さんが宮崎県と間違っているだけなのですが、食べられるものは全部直売所に並べてしまうことや、野菜を収穫したところはきれいに雑草を取ってしまうことが原因のようですが、もっとイケている修飾語(?)がいいなぁって思います。
蝋梅(ろうばい)の季節になりました。湯布院のいろんなお家からこの香りがします。
この花はロウでできたような花弁がとても繊細で、香りもとってもいいので直売所で切り花として大人気です。
この花を積んで朝市に向かうと、車の中は蝋梅の香りが充満してとても幸せな気持ちになります。
先日いちごを車で運ぶ人と話をしていたら、車の中にいちごのいい香りがしたらとても悲しい気持ちになるって言ってました。
どうしてかっていうと、いちごは何もキズがついていないときは、土臭いというかなんか地味な匂いなのに、段差ある道路をゴトン!ってなったとたんにふわぁ~って香ってくるといちごにキズがついたってことで、あとは痛む一方なのでかなしくなるって。
だからどこにどんな段差があるかほぼ記憶しているとのこと。こんなにいちごを大切にあつかってくれる人に売ってもらえるといちごも嬉しいだろうな。
このお店は湯の坪街道のあいぼうやカリーさんの「串さしいちご」?です。なんかもっとかわいい名前だったような気がする・・・。
いつもたくさん並んでいてインスタ映えもばっちりです。
さなちゃんの誕生日プレゼント。みんなが持っている「生れてうーも」が欲しいと言っていたけど、そんなんすぐ飽きちゃうよ~ってことで孵卵器を注文しました。春休みに合わせて羽化させようと「一体いつから春休みなの???」って。
小屋はじ~ちゃんに作ってもらって有精卵は草ちゃんからプレゼントしてもらう予定。
今日は三連休に畑の近くのキャンプ場に来ていた人を見て、
「私もキャンプ行きたーいって。(>▽<)」言ってたけど、うちよりひらけたところにテント張ってどうするよ・・・。
「どうぶつの森」もやりたい!って言ったけど、じ~ちゃんに裏の土地をもらえばいいやん!
さなちゃんの周りは楽しいことが沢山あると思うんだけど、いつも見ていると気がつかないもんなんだろうな。
お父さんもキャンピングカーが欲しいって言ってたけど、ここより田舎に行ってどうするん?って却下されたもんなぁ。
ちなみにさなちゃんの誕生日は20日ですが、じいちゃんの誕生日、ひぃじいちゃんの亡くなった日、親戚のおばちゃんの誕生日と、江藤農園にとって、とても濃い日となっております。